ROSとつながるMATLAB (画像処理編)

Robotics System Toolboxの登場により、MATLABが直接ROSネットワークに接続できるようになりました。
これまで、MATLAB上で開発したRobotics関連のアルゴリズムを検証するためには、一旦C++コード等でアルゴリズムを書き直し、ROSノードとしてROSネットワークに接続して検証を進める必要がありましたが、MATLABがROSネットワークに直接接続できることで、このプロセスを省略し、すぐにアルゴリズムの検証に着手できます。

例えば画像処理では、MATLAB上の豊富な画像処理ライブラリを組み合わせる事により、C/C++コードで記述すると膨大なコード量になってしまう処理内容を、デバッグの容易なMATLABコードで簡潔に実現する事が出来ます。
このアルゴリズム開発環境としてのMATLABがROSネットワークに直接接続できる事で、最適なアルゴリズムの探求がより一層効率的に行えるようになり、Robotics関連アルゴリズムの研究・開発を進めている方々にとって非常に大きなメリットがあります。

本Webセミナーでは、実際にMATLAB上での画像処理と、画像処理結果を利用したロボットの制御の一連の流れを、実際にデモを交えてご紹介いたします。