シミュレーション結果はTo Workspaceブロック、Scopeブロックを用いてMATLAB Workspaceに保存することができます。これらブロックは、構造体(Structure)、時間付き構造体(Structure With Time)、配列(Array)の3つのフォーマットから選択することができます。
このとき、ScopeブロックとTo Workspaceブロックで、「配列(Array)」保存の形態が異なりますのでご注意ください。Scopeブロックから「配列」を選択しますと、1列目に時間データ、2列目にScopeブロックに入力されたデータを保存します。To Workspaceブロックから「配列」を選択しますと、To Workspaceブロックに入力されたデータのみ（時間データはない）が保存されます。
なお、時間付き構造体データで出力した場合、コマンドラインで変数名をタイプインすると、
time: [kx1 double]
signals: [nxm struct]
blockName: 'モデル名/ブロック名'
と表示されます(ここで、k,m,nはデータの要素数を示す整数です)。
時間データを行列として、例えば " T " に取り出すには、
>> T = 変数名.time
となります。
応答データを行列として、例えば " Data " という変数に保存するには、signalsの中にさらにvalues階層があるので、
>> Data = 変数名.signals.values
となります。
ただし、このデータを単純にプロットするだけであれば、上記のようにデータを取り出さなくても下記のようにsimplotコマンドで表示可能です。
>> simplot(変数名)
このとき、Simulinkのスコープに表示させたときのように時間データを横軸に表示する場合は、「時間付き構造体」を選択してください。
